ストレスは悪いもの?
ストレスは悪いもの?
さて、ストレスというと、人間社会において、常に「悪者」扱いされているようです。ストレスというのは、100%が「悪」なのでしょうか。いえ、そうではないのです。全てのストレスが悪いということではなく、ストレスが、良い方向に導いてくれる場合もあります。
この悪いストレスと良いストレスの狭間というのは、非常に難しいことです。ほんの少しの偏りで、良いストレスが、悪いストレスに傾く、という微妙なバランスを持っているからです。
例えば、学校の先生に、「今回は本当に良く頑張ったよな。次のテストも頑張れよ!」といわれれば、あなたは、「先生に褒められた、次も頑張ろう」と思います。先生の言葉によって、よい刺激、(良いストレス)を貰っているのです。
ただ、その先生の言い方が、「さすが、優等生の●●君だよ。次のテストは、もっと上位にならないとな」といわれた場合、あなたはどのように感じるでしょう。僕は優等生だから、もっともっと頑張って、先生に認められなくちゃ「いけない」という風に考えませんか?
そう、これは、悪いストレス。言い方によって、良いストレスが、悪いストレスに変わってしまっているのです。
ストレスは、心地よい次につながる行動へ結びつくようであれば「良いストレス」、強迫観念や切迫感を感じながら行動しなくちゃという思いにつながるようでしたら、「悪いストレス」となるのではないでしょうか。